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学園坂スタジオ~ギタリスト・渡辺範彦の世界~ 2019年4月29日

イベントから約2年も経ってからの投稿になりましたこと、本当に申し訳ございません。

このイベントはスタジオ、オーナー港大尋氏が範彦の音楽に(私が紹介しましたところ)とても感激し周りの方に広めたいという、熱いお気持ちから企画されました。

当日は約50名のお客様と範彦の演奏をCDやDVDで聞き、思い出話をさせて頂きました。港氏の柔らかな口調の問いかけに、初トークショーの私も何とか、こなしアットホームな会になりました。

ゲスト出演の岡野聡子さんも加わり、範彦からレッスンを受けた時のエピソードを披露し、お客様は興味深く聴いていらっしゃいました。

エチュードでレベルの高い演奏ができること を範彦は生徒さんに望んでいたこともありましたので、聡子さんはソルのエチュードをたっぶり聴かせてくださいました。お客様からは「こんなに美しくて練習曲なんですか!」と感嘆の声が上がりました。

私とお客様のトークではバッハの“シャコンヌ”についての質問にドキッとする場面がありました。それは40年前、範彦が演奏会のプログラムに“シャコンヌ”を載せてありますのに当日、プログラムを変更することが数回ありました。それは足を運ばれたお客様を大変落胆させるものでした。今回お客様からその理由を尋ねられたのです。本人に代わって直接、お詫びを申し上げられて、思わぬ少しの安堵感を得ました。範彦は語りませんでしたが、“シャコンヌ”はバイオリンのレコードを良く聴いたり、熱心に練習していましたが、納得のいく仕上がりにならなかったのでしょう。演奏会で披露したのは数回だったと思います。私はくにたちの一ツ橋大学兼松講堂での演奏を一回だけ聴いています。当時の録音テープは不明です。

聡子さんを初め、お弟子さん方との交流は今もありますが一般のファンの方と直接お話できる希有な機会を作ってくださった港氏に感謝しております。

CD.DVDをご購入くださり厚く御礼申し上げます。

万障お繰り合わせて、おはこびくださいました皆さまに改めて御礼申し上げます。

最後になりましたが港大尋(みなと・おおひろ)氏をご紹介させて頂きます!

大変多才な方です。ご自身で作曲されたピアノ曲のCD(24Preludes for piano)は、こだわりの音色のピアノを探すところから始まり、録音に至ったと伺っています。素晴らしいCDです!

他にもギター、打楽器等々を演奏をされます。が音楽のみならず詩人、作家としても活動されています。また近隣の養護施設の子どもたちをスタジオに招き、楽器演奏や合唱の楽しさを教えることもされています。別棟にはスタッフと共にDIYでこだわりのスタジオも作られました。

皆さまも是非、学園坂スタジオにお寄りくださいませ!歌声、管楽器、ピアノ、ギター…いつも音楽にふれることができる場所です!

渡邊悦子