NW-Memorial

渡辺範彦メモリアルとは

渡辺範彦メモリアル”とは・・・

”渡辺範彦メモリアル”は、2004年2月に亡くなったギタリスト渡辺範彦氏(パリ国際ギター・コンクール優勝者)の残された演奏記録を世に出す目的で、2009年にご家族が設立したレーベル。設立のきっかけは、範彦氏が亡くなった直後、家族でコンクール優勝の地パリを訪問。パリでは、「第11回パリ国際ギター・コンクール」(1969年)が行われたラジオ・フランス(旧フランス国営放送)を訪ね、優勝を飾ったコンクールのライヴ録音に出会ったことでした。驚き、感動と共に、パリの舞台でひと際輝いた範彦氏22歳の演奏を多くの人に聴いて頂けたらとの思いから、メモリアルCD制作を決意。

●不世出のギタリスト=芸術家 渡辺範彦を偲んで(WNNH-1001の解説書より) 濱田滋郎
1969年秋のこと、22歳の渡辺範彦は大変なことを成し遂げる。第11回「パリ国際ギター・コンクール」において、12名の審査員の一致により優勝を勝ち得たのである。日本人として初めての名誉であり、私たちを深い感慨に浸らせる快挙であった。~中略  
1975年、27歳の彼はNHKテレビの音楽教育番組「ギターを弾こう」の講師を務めた。同時に彼は上野学園大学、現代ギター社が設けたアルテムジカ音楽院などで後進を導くようになり、門下から幾人もの優秀なギタリストたちを出した。~中略  
渡辺範彦のギタリスト=音楽家としての素晴らしさはどこにあったのだろうか。まず前提として、日本のギター界においてはまさしく空前のものだったテクニックの完璧さがある。身近に接した人びとの話によれば、彼は普通より張りがきつく、指板(フィンガーボード)から弦の離れた楽器を好んで使っていた。言うまでもなく、そうしたギターは常人にはなかなか弾きこなせない。しかし彼は、彼にとっての理想の音、力強く張りのある美音を得るためにはどうしてもそうした楽器が良いと信じ、それを弾きこなせるまでに自分の手と指とを鍛練したのである。彼の音色には力があり、熱気がこもり、しかも美しく洗練されていた。~パリの名だたる審査員たちが心を打たれたのも、テクニックの完璧さ以上に、「音楽」の豊かさを彼から聴き取った故に違いない。

(制作会社(有)レグルス様サイトより↑)


渡辺範彦=ギター パリ・ライヴ録音集~コンクール&リサイタル1969, 70 & 76

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渡辺範彦=ギター パリ・ライヴ録音集~コンクール&リサイタル1969, 70 & 76
ダウランド:幻想曲P.1*、パイパー船長のガリアードP.19、メランコリー・ガリアードP.25、ハンソン夫人のパフ P.54
ポンセ:ソナタ第3番より* 第2楽章ニ短調 アンダンテ「シャンソン」、第3楽章ニ長調アレグロ・ノン・トロッポ
タンスマン(1897~1986):マズルカ*、組曲「カヴァティーナ」
J.S.バッハ:組曲第4番ホ長調BWV.1006aより 第1曲 前奏曲**

渡辺範彦(ギター)
レコード芸術誌:特選
WNNH-1001(2010年4月23日発売)
録音:1969年10月18日第11回パリ国際ギター・コンクール本選*メシアン・ホール(モノーラル) フランス国営放送
1976年10月21日、第18回パリ国際ギター・コンクール客演 メシアン・ホール(ステレオ)ラジオ・フランス
1970年12月5日、ギター国際フェスティヴァル・ライヴ** アミアン文化会館(モノーラル)フランス国営放送
¥2,500(税抜)

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渡辺範彦 ギター・リサイタル・ライヴ 1976&1987 [CD&DVD]

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渡辺範彦 ギター・リサイタル・ライヴ 1976&1987 [CD&DVD]
[CD]
ヴァイス:幻想曲/J.S.バッハ:「リュート組曲第4番ホ長調」BWV.1006aよりロンド形式のガヴォット、「無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第1番ロ短調BWV.1002」より「テンポ・ディ・ブーレ」/ヘンデル:「チェンバロ組曲第2巻~第4番ニ短調HWV.437」より「サラバンド」、「エールズフォードのチェンバロ曲小品集成」より「メヌエット I & メヌエット II」/タンスマン:組曲「カヴァティーナ」よりプレリュード、サラバンド、スケルツィーノ、舟歌、スペイン民謡:「愛のロマンス」/アントニオ・ラウロ:「ベネズエラ風ワルツ第3番」/ヴィラ=ロボス:「12の練習曲」より第1番ホ短調~アルペジオのための、「5つの前奏曲」(第1番ホ短調「抒情のメロディー」第2番ホ長調「カバドシオの歌」第3番イ短調「バッハヘの賛歌」第4番ホ短調「インディオへの賛歌」第5番ニ長調「社交界への賛歌」)/モレノ・トローバ:「マドローニョス」
[DVD]
ヴァイス:幻想曲/J.S.バッハ:リュート「組曲第4番ホ長調」BWV.1006a/フェルナンド・ソル:モーツァルトの「魔笛」の主題による変奏曲Op.9/ヴィラ=ロボス:「前奏曲集」(全5曲)、「ブラジル民謡組曲」より第1曲「マズルカ=ショーロ」/グラナドス:「スペイン舞曲集」Op.37より第5番ホ短調「アンダルーサ」/アルベニス:組曲「スペインの歌」Op.232より第1曲 前奏曲「アストゥーリアス」/アンコール~スペイン民謡:「愛のロマンス」

渡辺範彦(ギター)
レコード芸術誌:特選
WNNH-1002/3(2012年3月2日発売)
録音:1976年8月12日 国分寺市 福祉センター(CD)、1987年12月8日 国立楽器 音楽の森ホール(DVD)
¥4,000(税抜)

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”渡辺範彦メモリアル” 制作会社 (有)レグルス様ご紹介

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レグルスでは、知られざる名曲を中心に厳選、自社のレグルス・レーベルでリリースしています。主なジャンルは、中世・ルネサンス・バロックの音楽史(古楽)と20世紀のピアノ作品。
特色あるプライベート・レーベルの販売協力や、プライベート録音及びCD化、
レーベルの録音の他、外国レーベルの輸入販売も行っています。

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