レ・タンブル&ハルモニア・レニス来日公演 スーパー★テレマン~有名で無名な作曲家~
4月22日、大久保の日本ホーリネス教団東京中央教会にてレ・タンブル&ハルモニア・レニス日本ツアー東京公演があり伺いました。ご案内によると昨年夏に「ハルモニア・レニス」のお2人は「レ・タンブル」3人のメンバーと共にフランス&スペインツアーを行い今回は「レ・タンブル」の3人の方が来日、日本ツアーを行うとのことです。

プログラムの初めに<アントレ~ようこそテレマンの世界へ>とあって、四重奏2曲の美しいハーモニーが迎えてくださいました。そして演奏前には、テレマンの自叙伝にもとずいて、その曲をいろいろな角度から説明くださり、中でもジュリアン・ヴォルフス氏が扮するテレマンがドイツ語やフランス語でお話する声は心地よく、バロック音楽やテレマンが身近に感じられ知らず知らずのうちにテレマンの時代に引き寄せられておりました。また合奏の中の楽器の役割をタルト作りに例えたお話もあり、厚めのタルト生地をオルガンやビオラダガンバ、華やかなイチゴをチェンバロ、周りの生クリームをバイオリン、最後に艶出しの砂糖水をリコーダーに例え、美味しそうないちごタルトの映像も映し出され、バロック合奏をまじかで初めて聴く私には期待感が高まりました。

<いろいろな楽器のためのファンタジア>ではそれぞれの楽器の独奏がありました。明るいバイオリンの音色、語りかけるようなリコーダーの音色、華やかで軽快なチェンバロの音色、そして透き通ったビオラダガンバの音色、それぞれの楽器の個性と素晴らしい演奏に感動しました。そして全員で奏でる四重奏からは古い時代の音楽とは思えない想像以上の元気な響きがありました。そしてまた、アーチが重なる天井の下で礼拝堂に広がる美しいバロック音楽の合奏はとても心安らぐものでもありました。

テレマンってすごい人!とご案内にありましたように、なんをと86歳まで活躍をされたそうで、その作品の数は現存するもの約3500曲、失われたものを含めると約6000曲でギネス記録級とのことです。1747年のライプツィヒでの作曲家人気ランキングではヘンデルやバッハを抑えてテレマンが堂々の1位!また長生きだったので、バロックから次の前古典派への架け橋にもなったとのことです。

リコーダーの水口謙一氏やチェンバロの村上暁美氏の解説はわかりやすく、楽しく、あっという間の2時間でした。町田公演の「イタリアバロックとテンペラ画の甘美な世界」を機会がありましたら、聞かせて頂けたらと思います。
レ・タンブル&ハルモニア・レニスの益々のご活躍をお祈りしております!
ビオラダガンバについて思い出すことがあります。範彦が上野学園大学、及び付属高校のギター科講師をしておりました時に上司はビオラダガンバ奏者の大橋敏成氏でいらっしゃいました。そのご縁でご一緒に範彦もアンサンブルでリュートを演奏させて頂いたことがありました。