memory word
心に残る師匠の言葉
目次
心に残る”師匠”の言葉
Norihiko Watanabe
門下生より
「師匠がレッスンで私たち弟子に話してくださった数々の言葉を
ここにご紹介いたします。
(H野氏、資料ご提供ありがとうございました)」
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■1
音にもいろいろありますね。 良い音、豊かな音、明るい音、
一体どの位ありますか。 そういうことも大事ですよ.
■2
はっきり言わないと人には伝わりません。
解る様に言わないと人には伝わりませんよ。
ごちゃごちゃ言っても人は解りませんよ。
■3
曲を練習していて、孤独ですか。
作曲者がいますよ。そして、聴衆がいますよ。
■4
自分の音をよく聞いてください。
心の耳を開いて、もっと大きく開いて。
■5
竹のしなるような演奏が僕は好きですね。
■6
先入観とは、怖いですね。このビンの中身は何でしょう。
誰も開けなくては判らないでしょう。
ラベルとは何でしょう。
先入観で見すぎると、本当が解からなくなりますよ。
音に、責任を持ってください。解かって音を出してください。
■7
人は、人の経験を共有できるから良いのです。
全てを初めから成す訳ではないのですから。
知ることは大事ですが、頭でっかちに成らないように。
体験していない事と、知っている事は別の事です。
音楽の根は、感受性です。
歌うように、のびやかに、おおらかに演奏してください。
そして、心を尽くして下さい。
■9
もし、全部が大きい音であれば、
全部が小さい音と同じようですよね。
ディナミークが大事です。
表現すること、ニュアンスが大事です。
モザイクの様でもありますね。
■10
感じている事、言いたい事を言葉に直すのは難しいですね。
そういうことも、きっと大事なのでしょうね。
ボキャブラリーの不足ですね。音に気持ちを乗せてください。
何か言いたいことがあるでしょう。
何かを感じませんか。心の中に泉がありませんか。
湧き上がるものがありませんか。
■11
音楽とは何でしょうね。音楽とは魔物ですね。
捕まえたかと思えば、またするりと抜ける。
そういうものでしょう。
■12
演奏は、遠くから見た木のようです。葉は落ちます。
形があるようでないのです。
大切なのは、幹、枝、が形を作っていることです。
そして、根より良いものを吸い上げてください。
根がしっかりしていないと木は倒れてしまいますよ。
お話しする様に演奏してください。説得力は大事です。
■14
総合力が大事です。音楽は総合力ですよ。
■15
記憶力、理解力、瞬発力も大事です。
■16
解らない所は、解らないままでよいこともありますよ。
ある時、ハッと気付いて突然上手くなることもあるかもしれませんよ。
■17
不断の努力が大切です。
いつでもギターのことを音楽のことを思っていて下さい。
「一念岩をも通す」ですよ。
■18
両極を考えることは大事です。大小、強弱、柔剛、明暗、重軽等など。
■19
練習ばかりしていてもダメですね。たまには気分転換も。
楽しく興味を持って練習してください。
■20
練習で出来ないのに本番で出来ると言うことはないでしょう。
でも、本番では、練習以上の力を出し切ってください。
開き直ることも大事ですよ。
■21
作曲した人の意図を感じとってください。
そのように曲は出来ているのですから。何の意図も持たないで曲を弾いてみてください。きっと何かを感じますよ。
場面転換が大事です。「山あり谷あり」ですよ。
絵に例える人もいるそうですよ。
■23
こだわることも大事ですが、パッと放すことも大事ですよ。
■24
僕は何も「ミスするな」とは言っていません。
人間誰しもミスはあるでしょう。
二つ・・・・、いえ三つくらいは。
「仏の顔も三度まで」と言いますから。
■25
「人の振り見て我が振りなおせ」とも言うでしょう。
自分だけは、解らないことも多いのです。
■26
自然を見て気が付くことが沢山ありませんか。
学ぶことがありませんか。